コモンズで寺院アセットを活用する財団法人を設立する会
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財団の名称が決まりました。
リタ 市民アセット財団 です。
「リタ」は「利他」。ラテン語では「光り輝くもの」とか「真珠」という意味があります。
「市民アセット」は、みんなで豊かな場をつくっていこうという願いを込めています。リタ財団の愛称で可愛がっていただければ嬉しいです。
「利他」は一般的には「利己主義」の対概念と捉えられますが、仏教では「自利」と対になる言葉です。自利は自分自身が幸せになることであり、利他は他の人を幸せにすることです。自利と利他は相反する概念ではなく、どちらか一方だけでは本当の幸せは成り立たないという理念に基づいています。利他の実践を支え、つなぐことにより、安心と生きがいが実感できる、希望に溢れたコミュニティを築いていきたいと思います。
なお、皆様のご支援により、基本財産となる資金(300万円)は確保し、来月の財団設立に向け準備を進めており、
引き続き、設立事務、初期の事業資金として「設立寄付金」を募っております。
今後ともご支援よろしくお願いいたします。
Message
寿光院・見樹院住職 大河内秀人
過去から未来、ミクロの世界から宇宙まで、すべては互いにつながり合い、生かし生かされています。だからこそ一人一人の命は尊く、誰もが世界と未来を担っています。その可能性と責任を自覚して、苦しみを正面から見つめ、慈しみの心で問題の本質を見極め、志を共にする人々と力を合わせて取り組んでいく。仏教では「菩薩道」と呼ぶ、そんな活動を実践するNGO・NPOを応援しています。その出会いから、私自身もさまざまな課題に気付かされ、社会への認識を深め、願いを分かち合ってきました。この中で築くことができた信頼にさらなる希望を見出しているところです。
2024年の今年は、法然上人が浄土宗を開いて850年慶讃の年に当たります。浄土宗のみならず、鎌倉仏教は、それまで鎮護国家のために取り入れられ、貴族やエリートが担ってきた日本の仏教を、念仏(南無阿弥陀仏)やお題目(南無妙法蓮華経)を唱え、坐禅を組むといった「民衆が主体となって生き方と未来を定める仏教」に変革しました。その意義を重ね合わせ、市民社会の担い手をより一層応援するための財団の設立をめざすことにいたしました。どうかこれまで以上のご理解ご協力をお願い申し上げます。
コモンズの共有財産として地域のアセット(土地・建物・資産など)の「社会的な活用」のサポートをとおして、みんなでいっしょに持続可能な未来をつくる!
30年間に渡ってお寺の土地や建物を社会貢献に活用している大河内秀人住職の実践を「新しい財団」の設立・運営によって、みんなが参加する仕組みにアップデートする!
設立寄付へのご協力ありがとうございました。
「一般財団法人 リタ 市民アセット財団」として設立することができました。