ひとつとなり、いのちを未来へ繋げるために
~原発事故後の福島で生きる~
2020年2月9日(日) 文京区区民センター・2A会議室
ゲストにお招きした南相馬市同慶寺田中徳雲ご住職は、東日本大震災と原発事故の被災者として、2019年11月来日されたローマ教皇フランシスコ猊下の前で、被災の証しをされたお一人です。
これまで9年間、被災住民とともに福島で歩んでこられた徳雲さんは、宗教、人種、イデオロギーなどのさまざまな違いを超えて、地球の上でひとつとなる時と、祈り、行動されてきました。その祈りと行動が、「Protect All Life」という平和のメッセージをもって来日されたフランシスコ教皇に届いたかのようでした。
私たちは今、地球規模の気候大変動、自然環境汚染、戦争、難民、格差と貧困、遺伝子組み換えなど、未来のいのちに関わる人類史上稀にみる問題に直面しています。未来へいのちを繋げるために、私たちが地球人としてひとつになる時を迎えているように思えます。
ローマ教皇との出会い、「生き方」として学ばれたアメリカインディアンの世界観、福島の現状など、映像と徳雲さんのお話をみなさまと分かち合い、気づきと学び、そして、行動への機会となれば、幸いです。
★プログラム
◎午前の部
10:00 開場
10:30 オープニングのお祈り、映画解説
10:50 『ホピの予言』上映(75分)
12:10 午前の部 終了
◎午後の部
13:00『大地といのちの祈り2014~地球の上に生きる~』上映 (48分)
14:00 いのちを未来へ繋げるために:お話 田中徳雲さん
ローマ教皇と東日本大震災被災者との交流映像、ギター&歌など
15:50 癒しの響き:歌と演奏 古賀久士さん
16:10 終了
※17:00頃より懇親会の予定(参加費別途、詳細は後ほど)
★定員 150名様
★参加費
・午前の部 1000円、中高生500円
・午後の部 2000円、中高生1000円
・通しでご予約の方 2500円
・小学生以下はすべて無料
★場所:文京区民センター 2A会議室
〒113-0083文京区本郷4-15-14
Tel03(3814)6731
www.yu-cho-f.jp/wp-content/uploads/kumin_map.pdf#search=%27%E6%96%87%E4%BA%AC%E5%8C%BA%E6%B0%91%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC+%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9%27
★ 田中徳雲さんプロフィール
1974年福島県いわき市生まれ。高校在学中に吉川英治著『宮本武蔵』を読み、沢庵禅師のスケールの大きな生き方に感動。翌年、いわき市内の医王院村上徳栄老師のもとで出家。花園大学卒業後、永平寺で修行。凡事(日々の何でもない行い)こそが大切であると学ぶ。
2001年より同慶寺副住職、2008年より住職。食の大切さに気づき帰農。半農半僧、物を持たない生き方を目指すと同時に、アメリカインディアンの世界観にも学ぶ。
2011年3月11日原発から17キロの同慶寺で被災。午後6時には幼い子ども3人を含む家族で避難を開始し、14日福井県永平寺町へ。翌年3月には単身、福島~福井を往復しながら、全国に離散した檀信徒の安否と心の支援、被災状況を伝える活動を始める。2013年家族でいわき市に移住。
現在はいわき市から同慶寺まで片道75キロを通い、檀信徒と共に在りつつ活動中。最近の信条は「ともかく一歩を踏み出す」「一生懸命やっていれば、必ず想いは叶う」「あきらめない」。4児の父。
2019年11月25日東日本大震災被災者の一人として、ローマ法王フランシスコ教皇の前で、被災の経験を証しする。
★映画『ホピの予言』
広島・長崎の原爆投下を契機として、平和の民と呼ばれるアメリカインディアン・ホピから現代物質文明への警告が発せられた。そして、浄化を超えて、いのちや精神性が大切にされる調和に満ちた新しい
世界を迎えられるかどうかは、私たち自身の生き方の選択にかかっているとホピは語るのだった。1986年公開以来、世代を超えて求め続けられている。 監督・宮田雪(きよし)75分 1986年ランド・アンド・ライフ作品
★映像『大地といのちの祈り2014~地球の上に生きる~』
2013年初冬、アメリカインディアン運動のデニス・バンクス師は、福島県南会津~南相馬~山口県祝島を訪問した。そこには、放射能被ばくや原発建設計画に向き合い、祈り、行動する人びとの姿があった。311後どのように未来へ命をつなげていくかを、真直ぐな眼差しで進んでいく若い世代たちとデニスとの交流を描いた作品。
監督・辰巳玲子、東条雅之 48分 2014年ランド・アンド・ライフ作品
★古賀久士さんプロフィール
福岡県久留米市出身。3.5オクターブの広い音域を持ち、ピアノの弾き語りで、男性的なテノールから女性ソプラノのようなファルセットまで自由自在に操る。聴く者に癒しを与える『奇跡の歌声』として多くの人たちを魅了している。
★申し込みフォーム
https://form.os7.biz/f/1d81faa3/
お電話の方は、080 5330 3693 辰巳まで
★問合せ
landandlife1986@gmail.com
080 5330 3693 辰巳まで
★主催:ランド・アンド・ライフ https://www.landandlife.org/
★協力:宗教法人カトリック中央協議会、見樹院、同慶寺、齋藤歌穏里